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アンズ
apricot |
バラ科の落葉中高木。カラモモ(唐桃)ともいう。
果実を食用とするため古くから栽培されている。染色体数は2n=16である。放任樹では高さ15mにも達するが、栽培下では整枝剪定により5m前後が普通。葉は互生し有柄で卵円形または広楕円形、7〜8cmあり、小鋸歯(きょし)がある。花は淡桃色ないしは桃色で、早春に開き、基本的には5弁花であるが、品種によっては重弁もある。雌しべは1本、雄しべは多数。自家自殖する。果実はウメに似て球形で、3〜4cm、初夏に乳白色ないしは黄色に熟す。多くは離核で、核は堅く灰褐色。 |
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種は生薬の杏仁(キョウニン)=せきどめ、痰きりにもちいてた。 |
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00.05.01裕・編集 |
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