クロマツ

クロマツ
黒松
 マツ科の常緑高木。別名オマツ。
大きいものは高さ50m、直径3.8mに達する。樹皮は黒灰色で亀甲状の割れ目ができ、やや厚い鱗片(りんぺん)となってはげ落ちる。葉は2個束生し、針状で長さ8〜15cm、質が堅い。雌雄同株。4、5月に開花する。新しい枝の上端に球形で紫紅色の雌花を数個つけ、下部に雄花を群生してつける。雄花は包鱗(ほうりん)に二つの葯室(やくしつ)があり、黄色の花粉をたくさん出す。球果は卵状円錐形で、種鱗(しゅりん)には各2個の種子がある。種子は2年で成熟し、菱形で長さ約5mm、長い翼がある。
本州、四国、九州、および朝鮮半島南部に広く自生し、また各地で植林される。
アカマツより太く、かたい潮風に耐えるので防風林に利用され、材は建築・土木用(杭材などに利用されてもいた)。
00.05.10裕・編集

’00.05.05撮影

’01.12.05撮影
山から採取してきました



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